Under My Favorite Trees

秋の静かで暖かな晴天が続いています。
近くの大きな公園では、樹々が紅葉をはじめていました。

ブナの樹の下で、落葉に混ざってどんぐりがいっぱい落ちていました。表面がツヤツヤしていて嬉しくなり、つい拾ってしまいました。



映画のトトロに出てきたキラッと光るどんぐりを拾うシーンを思い出しました。絵にするにあたって、とても良く観察なさっていたのですね。帽子がついたままで、なんとも可愛らしいです。

穏やかな陽射しのなかで、季節はずれの桜が咲いていました。辺りの4~5本の桜の木が花を咲かせていて、風にあたって花びらが縮こまり少し寒そうでした。気候変動の影響でしょうか、ちょっと不思議な光景でした。


背の高いメタセコイアの樹の細い葉は光を透かして、木の下にいると明るい緑に包まれているようです。



近しい種類のセコイアの樹は、100メートルもの高さになり樹齢2200年という長い寿命をもつそうです。いつか広大な北アメリカの森に、大昔から根を降ろしているセコイアの樹を訪ねてみたいと思いを馳せます。

楓の樹は、星形の葉に丸い実をつけて楽しげな風景を作りだしているように見えます。落葉になった星々も秋の地面を彩っていました。



公園には色々な樹があり、少し珍しい落羽松(ラクウショウ)などもあります。


多くの根がこぶのように地面から盛り上がり、湿地を好むことから沼スギとも呼ばれる北アメリカ原産の樹です。

広々とした園内を散策しながら、好みの樹の下へ立ち寄ります。彼らの夏の緑も鮮やかでしたが、色付いていく近頃の姿もまた良いものです。

もうしばらくは色の変化を楽しませてもらえそうです。今年は例年より暖かな日が続いているので、冬の訪れもゆっくりかもしれないですね。


だんだんと朝晩の寒さが増しているこの頃です。
くれぐれもお身体が冷えないようお気をつけて、この秋の日々をお過ごしくださいませ。