How to Prevent Powdery Mildew

7月に入り、台風が通り過ぎました。
幸いなことに強風を伴わない雨でした。35℃を越える猛暑続きでカラカラに乾いた大地には、久しぶりの慈雨となったのではないでしょうか。

6月に蒔いた大豆が、おかげで無事に根付いたようです。





さて毎年、このごろは”カビ系”の病気が活発になるシーズンです。

高温多湿の日が続き、気がつくと白い斑点が葉っぱを覆っていたりします。とくに雨の後の晴れた日中に地面から上がってくる、湿気をともなう熱気には要注意です。


畑では、米ぬかを撒いて予防しています。
米ぬかに生える菌糸が、植物に良くない菌糸を遠ざけてくれる効果があるようです。雨の翌日にトマトの株元や畝間などにたっぷりと撒きました。



それから、風通しを良くしておきます。
痛んでいる葉っぱや、充分に成長した果房の下の葉っぱ、等はカットしてしまいます。これには、トマトの色付きが良くなるように果房を太陽に当てる効果もあるそうです。


そして、もう一つ大切なことが「水はけをよくすること」でした。



踏み固められた地表には水溜りができやすいため、あらかじめクワで地表を割っておくことで、地中に雨水を逃がします。あまり深く掘ると根を傷つけるので浅く、ほんの数cmでも効果がありました。ときどき畑の周囲をぐるりと一周、地表を壊してまわります。モグラが通ったあとのようです^^;

暑いのでお昼間を避けて、涼しい早朝にすませてしまいます。


そうこうしているうちに、フィオレンティーノが色付いてきました。



相変わらず、若い果房に”尻ぐされ病”は出ているものの、今年は無事に収穫できそうな実も増えました。



大玉トマトは今年も安定しています。茎はしっかりと太く育ち、ほとんど病気にならず、今のところ大助かりです。


先日の雨の後に枯れてきた葉っぱがあり取り除いて、かなりスッキリとしたこの頃です。でも、もう少し葉を残した方が良かったかもしれません。

赤く色付くまで、あと少しでしょうか。どの株も、高温多湿やカビ病に負けず、無事に収穫を向かえられますように。


これから、しばらく雨が多く予報されています。高い湿度に体調を崩されませんように、お過ごしくださいませ。