How to Bake Homemade Basic Muffins

12月もあと2週間ほどでお終いになりました。
早くも来年、2023年が近づいている今日この頃です。

この冬の寒さは厳しくて、各地で雪が降り積もっているようです。私の住む地域でも、時折ちらほらと粉雪が舞っていました。皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか?



さて、昨月にコーンブレッドを焼いたのをきっかけに、焼き菓子を作ることが増えました。オーブンでの焼くときの温度と時間が、ちょっとだけ”白磁絵付け”の焼成と似ているような気がして興味が湧き、色々試してみたくなりました。


同じ生地をつくり、焼く温度と時間を変えてみました。
左から、170℃/25分、180℃/22分、180℃/25分、190℃/22分です。



ステンレスにフッ素加工をしたマフィン型を使っています。(内径8.5×高さ5.5cm)

家庭用オーブンの庫内に、試作用の焼き菓子のマフィン型×2個を置いて焼いてみました。


よくレシピに出てくる180℃という温度はどうして?と不思議に思っていたのですが、たしかに180℃は膨らみのバランスよく綺麗に焼けているように見えました。



(左から、170℃/25分、180℃/22分、◎180℃/25分、○190℃/22分)

オーブンのクセや違いがあるので何とも言えないのですが我が家のオーブンTOSHIBAでは、焼き色が付いて中でも美味しそうに見えたのは、個人的には左から3番目の◎180℃/25分でした。
○190℃が一番高さが出ましたが、上部の焼き色は浅く底の方はこれ以上焼くと焦げてしまいそうでした。

底と断面はこのような感じです。


(左から、170℃/25分、180℃/22分、180℃/25分、190℃/22分)


金属の型とふれるフチの生地は、焼き時間が長い&温度が高いほどカリっと仕上がり、180℃/25分は厚め、190℃/22分は薄めのクランキーな食感になりました。


(左から、①、②、③、④)一切れずつ試食してみたところ感想は…


① 170℃/25分、しっとりしている。モッタリと口の中で生地が重たくなり、食べ応えが充分あるように感じた。

② 180℃/22分、ほどよくしっとりして、柔らかさがある。外側の生地と中の生地のバランスが良く食べやすく感じた。

③ 180℃/25分、外側は少し厚めにサクサクしてクランキーな食感。ただその分、乾燥していて口の中の水分が持っていかれる。

④ 190℃/22分、外側が薄くサクサクして、ホロホロと口の中でほどける。甘みが引き立ち香りが良い。口の中の水分が持っていかれるので、たっぷりの紅茶やコーヒーなどと一緒に頂くのが良さそう。


個人的には、
・カボチャやクリームチーズなどを混ぜるお食事タイプは②180℃/22分、
・お茶の時間に香りを楽しむタイプは④190℃/22分、
というのが良さそうに感じました。

このあと、2日程の生地の食感の移りかわりを試してみたいと思います。



《追記》
3日間、試してみました。
1日目…外側の生地のカリっとした感じがなくなる
2日目…粉っぽさがなくなり、やさしく中の生地が落ち着いてきている感じ
3日目…しっとりとして、全体の生地が馴染んでいるような感じ

どれも、しっとり感が増して日が経つにつれて食べやすくなるように感じました。なかでも④190℃/22分の”口の中の水分が持っていかれる感じ”がなくなり、生地には滑らかさが感じられ、次からはこの温度&時間で焼きたいと思いました。


-総括-
今回試しに焼いてみて、ほんの10℃、数分でこんなにも違いがあるのかと驚きました。プロの生業としているパティシエの方々への尊敬が深くなりました。
私はホームメイドで田舎風のものしか作れませんが、とても参考になりました。何より面白かったです。これから色々なお店で購入するのも楽しみになりました。


畑のことを綴るブログでしたが、素人のお菓子作りについて書いてしまいました。どなたか興味はおありでしょうか^^;

来年には、畑で採れたカボチャなどを使って焼き菓子を作れたら良いですね。(カボチャ用のスペースは足りるのでしょうか…。)


どうぞ冬の日の寒さに、お身体お気をつけてお過ごしくださいませ。





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 試作した時のレシピをメモがわりの備忘録として載せておきます。

 郷土菓子のような素朴な味の、海外のレシピから見つけた焼き菓子です。少しだけアレンジしています。マフィンとパウンドケーキの中間のような、少し硬めの食感です。ちなみに朝食や小腹が空いたときに食べられるように、しっかり焼いてあってお腹にたまる焼き菓子が好みです。…ふんわりではありません^^;


    Recipe《マフィン型×2個分、試作用》

    ・薄力粉…40g、コーンスターチ…20g ◎a
    ・砂糖…13.5g
    ・ベーキングパウダー…3g
        A・卵…1/3個
        A・牛乳…30g
        A・ココナッツ油…16.5g ◎b


◎a 強力粉…40g、薄力粉…20gでも可、外側がクランキーで重めの生地になる
◎b 菜種油など他のオイルでも可

1.粉類を合わせておく、2.混ぜ合わせたAを加える、3.型に入れてオーブンで焼く(オーブン温度は上記を参照)